トマトの皮のむき方
トマトの皮には、『ペクチン』や、『ポリフェノール』などの栄養がいっぱいあります。
できることなら、皮つきでそのまま食べることが健康的にはベストなのですが、独特の『ハリ』があって、案外堅いです。
ですので、長時間煮込んだとしても、皮はそのまましっかりと残ってしまって、食べてるうちに口の中で引っかかったりするときもあります。
作る料理によって異なってくるのですが、なめらかさが大事なスープやソース、離乳食などを作られるのでしたら、皮は取り除いた方が良いと思います。
でも、生のトマトの皮をそのまま包丁でむこうとすると、すべったり、つぶれてしまって水分が出てきてしまったりしてしまいます。。。。。。
だからといって、厚めにむくこともできますが、せっかくのトマトならではの栄養分がすごく減ってしまいます。
このように、薄皮がしっかりと実に張り付いている野菜や果物には、『湯むき』という作業をおススメします。
湯むきの方法
まず、へたをくりぬきます。次にへたの反対側に包丁で浅く十字の切込みを入れます。
そして、穴のあいたお玉にのせて、熱湯に30秒ほどつけて、皮がめくれて来るまで様子を見ます。
(ヤケドに気をつけてください。)
そして、皮がめくれてきたら、引きあげてすぐに冷水に入れます。
そうすると、皮がスルスルとめくれます。
でも、この方法でなぜ、皮がむけやすくなるのかというと、皮が熱でヤケド状態になって縮むために、実からはがれやすくなります。
皮がむけたので、次に気になるのが、『種』の部分です。
この種の部分も栄養素がたっぷりなので、食べないのは惜しいのですが、見た目や舌触りを重視する料理の場合は、皮と同様、取り除いてしまいます。
方法は、皮をとったトマトを横に半分に切ります。
そして、種とそのまわりのヌルッとした部分をスプーンで丁寧にくりぬけばOKです。
この時、スプーンの持つほうの先でかきだすと、キレイにとれます。