薬になる果物ってなに?

リンゴ

リンゴは、『一日一個のリンゴは、医者を遠ざける』と言われるほど、薬効の良い果物です。現在みたいに、様々な薬やサプリメントがなかった時代には、今よりも、薬効的な需要も高かったと言えます。

 

リンゴに含まれている代表的な成分のなかで、食物繊維のペクチンがあります。

 

ペクチンは、胃腸の働きを良くしてくれて、便秘や下痢といった症状を改善してくれます。また、血中のコレステロール値を下げてくれる働きもあります。

 

カリウムは、余分な塩分を体から排泄してくれます。血圧を下げるため、高血圧にも有効です。

 

 

リンゴ酸は、体内の気管支炎や、肝炎、膀胱炎といった炎症を癒す効果があります。

 

オリゴ糖は、善玉菌を増やしてくれます。

 

ポリフェノールはガン細胞を増殖させる活性酸素の発生を抑えてくれたり、抗酸化作用もあります。

 

さすが、『医者を遠ざける』とは、ちゃんと成分の効果が実感できた証なのでしょうね。

 

 

ミカン

ミカンには、ビタミンCがとくに豊富に含まれていて、一日に2個食べると、一日の所要量をまかなえます。

 

ビタミンPとCは、血管を強化してくれるので、血管の老化予防や出血の予防にも役立ちます。

 

ほかに、胃液の分泌を促進してくれるので、食欲増進作用もあります。

 

あのオフィシャルカラーといっても過言ではないオレンジ色の色素は、『β-クリプトキサンチン』という成分によるものです。
これには、強力な発ガン抑制作用があり、ガン予防にも有効dす。

 

ミカンの皮の部分は、生薬としても使われています。

 

 

ブドウ

ブドウの主な成分は、ブドウ糖と果糖です。
ブドウ糖は、医療でも使われています。注射や点滴によって体内に入ると、すぐにエネルギーに変わり、元気になります。

 

このことからもわかるように、ブドウは疲労回復に適しています。そのため、『栄養剤』としての効果がバツグンに高いことが、ブドウの大きな特徴です。

 

また、不眠症や利尿作用によるむくみの解消にも効果があると言われています。

 

ブドウの有機酸には、クエン酸やリンゴ酸などがあり、胃液の分泌を促す効果があります。なので、食欲増進効果が期待できます。

 

ブドウの皮にはポリフェノールの一種である、『レスベラトロール』という成分があります。これは、体内の活性酸素を除去してくれる作用があり、心臓病やガンをはじめとした、様々な病気の予防に効果があることが分かっています。 また、生活習慣病の治療にも役立ってくれます。

 

 

イチゴ

イチゴには、ビタミンCが大量に含まれます。美肌効果や健康促進、顔色が良くなる、など、女性にはピッタリのフルーツです。

 

鉄分も多く含まれているので、貧血に効果があることも特徴的です。

 

食物繊維のペクチンも多く、血中のコレステロール値を下げて、動脈硬化や高血圧の予防・改善に役立ちます。

 

虫歯菌の繁殖を防ぐキシリトールも含まれ、虫歯や歯周病予防にも有効です。

 

 

ナシ

のどが痛い時にナシを食べると、痛みが和らいで痰(タン)が出やすくなります。
気管支炎や、声がれをした時でも、よく効いてくれます。

 

解熱作用もあるので、発熱時にも有効です。

 

また、肉の消化を促進する消化酵素が含まれているので、肉を食べた後のデザートにピッタリです。

 

繊維も豊富で、便秘にも効果的です。

 

有機酸、ミネラル類がバランス良く含まれているので、夏バテ防止や疲労回復の効果も期待できます。

 

 

メロン

メロンには、スイカと同じように利尿作用があります。むくみや高血圧、腎臓病などに有効です。

 

メロンの主な成分は、ブドウ糖、果糖といった糖質。さらにビタミンB1、B2、C β−カロチン、カリウムが豊富に含まれています。

 

夏バテの回復にはとても有効です。

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